デスクシェルフ Ver.2(2026年1月)

デスクシェルフ Ver.2(2026年1月)

機能強化? 少し使いやすく改造

半年ぐらい前に製作したデスクシェルフ。いい感じに仕上がったと思っていたのだが、使っているうちに細かいところが気になるようになってきた。

オーディオ設置も考慮したサイズにしたため、シェルフがちょっと高くなりすぎたかも。主張が強すぎかなー。
サブモニターをキーボード前に設置することで想像以上にマルチモニタを使いやすくなったのだが、アンプの電源操作がやりづらくなってしまった。モニターを横に動かさないとアンプの電源オン/オフができない。
センター部分の一時的な書類置きスペースも中途半端で使いづらい。

このまま使い続けても大きな問題はないのだが、もし修正するとしたらどういう風に変更できるかなと思いを巡らせ設計してみた。まだこの時点では、本当に作り直すかは決めていなかった。

  • 天板の高さが125mmで高さがありすぎ・主張しすぎ?に感じるため、高さを低くする
  • AC100VやUSBなどの電源を利用したいときにすぐに利用できるように電源コンセントをシェルフに埋め込む。机の下にコンセントは多数準備されているのだが、しゃがまずにすぐに使える状態にする。
  • 引き出しの位置や脚の位置を自由に変更できる
  • 脚の形を工夫することで、机の奥行きを少しでも広く使えるようにする
  • デスクシェルフ天板下に金具を取り付けて小物などを固定できるようにする(これはあまり出番がないかも)

2025年も年末年始休暇が近づいてきた。自宅内で製作したいものが見当たらなくなってきた中で、DIYのネタが見つかった喜び!?もあり、年末年始の休暇を使って改造を行うことにした。

設計

先述の改造案をもとに詳細設計を実施。デスクシェルフ天板はそのまま流用するが、脚部や引き出しについては、高さ変更に伴って形やサイズの変更を行った。最後までアンプの設置場所、デスク上に設置する方法を継続するかで悩んだのだが、アンプの奥行きがミニワゴンにきれいに収まる大きさであることに気づき、アンプはミニワゴン内への設置に変更した。これにより、デスクシェルフ直下の引き出し2つ構成を維持しながら、高さも低くした設計でまとめることができた。

デスクシェルフVer.2の設計図。天板下にTスロットトラックを埋め込むことで、引き出しと脚の位置を自由にセッティングできる。左右の脚にはAC100VとUSBの電源コンセントをそれぞれ埋め込むことにした。これにより机上に電源タップを置かずに済む。

いつものようにすぐに設計はまとまらなかったのだが、いろいろやりたいことや注意事項も盛り込んで、いったん設計を完了させた。今後のPC更新も考慮して、シェルフ天板は1350mmから1290mmへ、60mm短くしている。11月末までにすべての部品を揃えることができたため、年末休暇に突入後、すぐに作業開始。

脚部の製作

脚部は電源コンセントを埋め込むため、電源ケーブルやコンセント部分の埋め込み方を工夫した。箱状の木材をくり抜き加工するのは工作難度が高いため二つのパーツに分け、ケーブルを通す部分、コンセントを埋め込む部分をルーターテーブルを使って加工し、その2つを組み合わせることで脚部になるような構成とした。

(1)と(2)がそれぞれ左右の脚になる。右左どちらでも利用可能。(1)はUSBコネクタを埋め込み、(2)にはAC100Vコンセントを埋め込む。矢印のように加工した溝の部分に電源ケーブルを収める。
それぞれをこのように組み合わせる。
木工用ボンドで圧着する。接合面がずれないように充て木を使ってクランピング。
赤矢印は、シェルフ天板と固定するためのジョイントコネクタを通す穴。青矢印は、接着はしているものの万が一、分離しないようにジョイントコネクタで脚部の2つのパーツを固定するための穴。写真はオスモカラーノーマルクリアで塗装後。
後ろ側から見た様子。上下も反転している状態。赤矢印の穴に電源ケーブルを通す。青矢印の面が机上と接することになる。
シェルフ天板の高さを調節するためのバー。厚さは10mm。このバーを使うと天板の高さは90mm、使わない場合は80mmとなる。今後、無いとは思うがシェルフの高さをやはり高くしたいとなった場合は、このバーの厚みを20mm、30mmと変更することで高さ調節が可能となる。
仮組した状態。この上にシェルフ天板を載せることになる(ジョイントコネクタで結合)。
脚部のパーツを接着・加工後に、AC100V電源コンセントを取り付ける。まだプラグ部分は取り付けていない。
最初に電源ケーブルを通して、その後コンセント部分をはめ込む。コンセント左右にあるシルバーのラッチで固定される予定だったのだが、プラグを抜くときにこのコンセントも外れてしまう。
コンセントが外れてしまうのを防ぐために、ビスで強引に固定した。ケーブルとも接触はしていないので問題ない。プラグ部分も取り付けて脚が一つ完成。
もう一つの脚にはUSBコンセントを埋め込む。これもケーブルから先に通して、最後にコンセント部分を固定する。USBコネクタが通るように、先ほどのパーツよりは溝部分を少し幅広で加工している。
左右の脚部分が完成。左右どちらの位置で使ってもよく、使い勝手に合わせて設置位置を自由に入れ替えることができる。極端な話、シェルフのセンター寄りに設置することもできる。詳細は後程。

引き出しを修正

もともと使っていた引き出しは流用する。ただし、高さ50mmの引き出しはそのまま使うと机上との空間が確保できなくなるため、この引き出しを高さ34mmとなるようにカットする。スライドレールの高さが36mmのため、シェルフ天板と2mmのクリアランスを確保する設計だ。

高さ50mmから34mmへぐるりと1周カット。底板を外した後、作業台にクランプで引き出しを固定し、丸鋸を使って慎重に加工した。やり直しがきかない作業だったが、思ったよりもきれいに加工できた。
引き出しを固定する部分もスライドレールの高さに合わせて36mmで縦引きカット。ジョイントコネクタの取り付け位置・長さに合わせて取り付け部分も加工。
再度、底板を取り付けて組み直し。このセットでシェルフ天板下に取り付けることになる。
高さ23mmの薄い引き出しについては、加工無しで流用となるため、ジョイントコネクタでの固定部分のみを追加加工。

シェルフ天板へのTスロットレール埋め込み加工

いよいよ、最も大変で面倒な作業に取り掛かる。ルーターテーブルで加工できると楽なのだが、両端部分はレールが埋め込まれていることが見えないようにしたいため、テーブルを使った加工ができない。加工面を見ながら作業ができないからだ。となると、トリマーで加工することになるのだが、いきなりトリマーで溝を掘っていくとなると4、5mm単位で少しづつ深さを加工していかないといけないため、工数的に大変。

ということで、今回は丸鋸で目当ての深さで切込みを入れ、大まかに溝部分を作った後、トリマーで最後の整形を行うという方法で加工した。

天板裏面に長さ1220mmのTスロットトラックを埋め込む。2つのスロットを埋め込むことになるため、加工が大変・・・。失敗できないので緊張するなー。
Tスロットトラックの厚み(高さ?)は12.8mm。埋め込んだ後のシェルフ天板裏面が面一になるような深さを維持して加工しなければならない。
最初に、写真左のように、丸鋸で切込みを数列入れる。その後、ハンマーで叩いて切り込んだ板の部分を取り除く。その直後は(1)のように底面がでこぼこ状態になるが、トリマーで12.8mmの深さを目指して加工し、(2)のようにTスロットトラックがぴったり収まる溝を作る。
Tスロットトラック用の溝加工後と、Tスロットトラックをはめ込んでみた様子。深く加工しすぎると面一にならないので、仮止めしながら深さを調整した。
旧デスクシェルフの時に使っていた脚固定部分の蟻溝を修正する。裏面で見えることもないので、まぁ、これぐらいで良しとするか。
Tスロットトラックとセットで利用するTスロットナットをはめるための溝も加工する。左側のように加工するのだが、トリマー、鑿を使った加工は神経も使うし大変。反対側は加工をあきらめた。両サイドからTスロットナットを入れることはできなくなった。
Tスロットトラック取り付け用の皿木ネジをそのまま利用すると、シェルフ天板からネジの先が飛び出してしまうため、ハンマーで先端をある程度つぶしておく。
Tスロットトラックを皿木ネジで固定。天板裏面で継ぎ接ぎ部分もあるが、きれいに仕上げることができた。

前作の流用であるため塗装は完了しているのだが、天板の長さをカットしたり、一部サンドペーパーで再仕上を行った部分もあるため、オスモカラーを使って軽ーく再塗装を行っている。

仮組

デスク上に設置する前に、作業台の上で仮組してみた。

シェルフ天板を裏返し状態にし、Tスロットナットをはめておく。高さ調節用の厚さ10mmのバーを置き、その上に脚部を載せてジョイントコネクタでTスロットナットと固定する。
片側の脚を取り付けた。
必要数量のTスロットナットを事前にはめ込み、もう一方の脚部を取り付ける。引き出しが左右に寄せられている状態。
例えばであるが、このように引き出しを脚から離して、センター寄りに固定することもできる。脚の位置をスライドさせることもできる。
使うかどうかはわからないが、小物やガジェット固定用の金具を後付けできるように、Tスロットナットをはめ込んでおいた。
シェルフ本体を反転させる。電源ケーブルを通す穴(溝?)は、クラフトクランプを取り付けることも兼ねており、このような形でデスク天板と固定することになる。

Ver.2 再びデスク上へ

デスクシェルフVer.2の加工・組み立てが完了したのでデスク上に設置する。

デスクの奥側のエッジとデスクシェルフの脚部を揃えて設置する。デスク奥側からデスクシェルフが50mm飛び出す設計になっているため、デスクを少しだけ壁から離す。
デスクシェルフの左右の脚部をクラフトクランプ(少し小さめのクランプ)を使ってデスク天板と固定する。これによって、デスク天板からはみ出していても、ぐらつくこともなく安定した状態を作り出せる。
脚部に埋め込んだ電源コンセント。デスク右側でPC利用することになるため、右側にUSB用電源、左側にAC電源の配置とした。ノートPC用のACアダプタ等を接続できる。
作業当日の夜に撮影。Mini-ITXのデスクトップPCの横幅が200mmもないため、左側にもスペースを確保できたため、蒸気機関車の模型を設置。この日は12月31日。2025年最後の作業となった。

実際に利用してみて

翌日以降に改めて利用している場面を撮影した。デスクシェルフの左側は、引き出しの高さ(深さ)を浅く加工し直したため、下部スペースにノートPCを格納する場所を継続して確保できた。右側は小物類を収納しているトレーを収納している。セパレートアンプは、ワゴン内に移設した(写真右側の下部)。アンプの電源やスピーカー、入力ケーブルを接続できるようにワゴン背面は加工している。

別の日の日中時間帯に撮影。リモートワーク時は、左側に会社ノートPCを設置してトリプル画面で業務を行っている。
引き出しやトレーをオープンにした状態。サブモニターをメインモニターの下部に格納することで、薄型引き出しとトレーを利用できるようになる。この2つのトレーはその後、デスクサイドのワゴンへ移設した。

このような感じでデスクシェルフの高さを抑えて圧迫感を減らすとともに、最低限の収納スペースを確保したデスクトップ環境を再構築することができた。ただ、デスクシェルフとモニターアームとの相性は最悪で、モニターアームの位置取りやモニターアームがスピーカーとの干渉問題などがあり、今はモニターアーム無しで利用している。

近い将来、PCケースのリプレースも計画しており、それに伴ってデスクシェルフの位置も少し変更することになりそうだ。

製作費用

新たに追加購入したのは、Tスロットトラックとナット、電源コンセント程度。お安くバージョンアップできているのではと思うのだが、結果的にいくらかかったのか。Ver.1からの流用となっているスライドレールのほかに、ジョイントコネクタやネジ類、オスモカラーなどは消耗品扱いとしてコスト算定の対象外としている。結果は如何に。

材料用途数量価格(円)購入方法コメント
Tスロットトラックデスクシェルフの裏面にはめ込む15,599amazon.co.jp2個合計の価格
TスロットナットTスロットトラックとセットで利用22,370amazon.co.jp10個セットで1,185円。10個では不足するため2セット購入。
パナソニック
はめ込みコンセント
脚部に埋め込んだAC100Vのコンセント1528amazon.co.jp1個
AC100Vソケット、延長ケーブルAC100Vコンセント用1698ホームセンターコーナン延長ケーブルは1メートル
テーブル埋め込みソケットUSB-A/-C電源用1155AliExpress送料込みでなんと155円・・・物は怪しくなかった
クラフトクランプデスクシェルフ固定用2664amazon.co.jpこの用途にする以前に購入していたものを利用。1個332円
合計10,014

価格の大部分はTスロットレールとナットが占めているので、この部品の価格=Ver.2の価格という感じで、1万程度でバージョンアップすることができた。12月27日に作業に取り掛かり、12月31日に完成。予定以上に短期間で完成させることができたし、「あー、やってしまった・・・」という致命的な加工ミスと修正が発生しなかったのもよかった。

レール埋め込みはやりすぎた感満載で、鬼目ナットを複数埋め込むことである程度自由に脚部や引き出し位置を変更するという目的は果たせたかもしれない。ここまでくると、こんなに手の込んだものを作ったんだという自己満足以外何物もない。引き出し以外の部品を取り付けることはできていないし。今後に期待といったところか。

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