懐かしのMP4/4
自分にとってF1と言えば、マクラーレンホンダ、セナ、MP4シリーズ。特にMP4/4はロン・デニス時代のマクラーレンが初めてホンダエンジンを搭載し、セナが初タイトルを獲得した史上最強のマシンというイメージがある。2023年のレッドブルも強かったがインパクトではセナ・プロ時代のマクラーレンにはかなわない、と勝手に思っている。
マクラーレンホンダは、私が高校生から大学生時代にかけて活躍しており、TVは地上波で全戦放映されていたこともあり、いろいろ個人的な思い出というか記憶が残っている。
- MP4/4 ：16戦15勝、セナがタイトル獲得。高校生の時（当時、九州在住）、同級生が学校をさぼって鈴鹿へF1を見に行って先生に注意された。当時の学校は日曜日のみが休みだった。
- MP4/5 ：セナとプロストが鈴鹿のシケインで接触。タイトルをあきらめないセナは最終戦、雨のアデレードで前車に追突してフロントタイヤを飛ばす。中嶋がファステストラップを記録し「雨の中嶋」として伝説となる。
- MP4/5B：個人的に応援していたベルガーがマクラーレンへ移籍。開幕戦アメリカGPでポールポジションを取り「今年はベルガーの年じゃない!?」と期待した年。
- MP4/6：期待されたホンダV12エンジンのマシンだったが、流れはウイリアムズへ。鈴鹿でセナが最終ラップのシケイン通過後にベルガーに1位を譲る。ベルガーはセナには勝てないなと思った。
- MP4/7：なんといってもモナコでのセナ vs マンセル。地上波放送をライブで見ていて、最後の数ラップはかなりハラハラしたものだ。ホンダが翌年からの撤退を表明。
こんな感じで、マクラーレンといえばホンダ、ホンダと言えばマクラーレンなのだが、中でもMP4/4は車体が低く今のF1では考えられないほどコンパクトなマシンであり、マールボロカラーと相まってとてもかっこいいマシンだった。学生の時、タミヤの24/1のF1マシンを数種類組み立てたことを覚えている。
このマシンがレゴから発売ということで、発売日前に予約し5月連休を使って組み立てた。
参考：LEGO Icons（レゴのwebサイトから引用）
LEGO Iconsは世界中の有名なお城やランドマーク、クラシックカーからポップカルチャーアイコン、ホームデコまで幅広いセットを取り揃えています。組み立ての難易度が高めなので、マインドフルネスや組み立てに没頭したり、また完成時には達成感を味わうことができます。
パッケージ
箱はちょっとした高級感があり、子供用のブロックとは少し違う雰囲気がある。
製作
説明書通りに組み立てていく。Iconsの紹介では「難易度が高めなので・・・」とあったが、このモデルに限って言えば、難易度は高くなかった。
完成後
完成後の様子。
テクニックシリーズほどパーツ点数は多くなく、動作ギミックもほとんどないため組み立て難易度は高くなく、あっという間に完成した。プラモデルだと接着剤が必要だし、塗装しないと仕上がりが美しくないため、作るためにはある程度の時間とコスト、気合いが必要になる。いったん作り始めたら、作業場所はそのままの状態を維持するか、片付けるかも考えないといけない。そういった煩わしさがないため、レゴは組み立てやすいし気楽に取り掛かることができる。パーツのディテールが大味になってしまうのは仕方ないけど、この気楽さがプラモデルにはない魅力だと感じている。
