ランニングを始めるきっかけは・・・(2012年9月)

ランニングを始めるきっかけは・・・(2012年9月)

これはまずいでしょ!

 

宮崎へ緊急で帰省のとき、飛行機の窓から富士山が見えた(2012年8月16日)

 2012年の8月、私の祖母が101歳6ヶ月にして永眠しました。90歳過ぎまでゲートボールを楽しむほど元気な祖母でしたが、100歳近くになって少し認知症になっていたようです。ただし、徘徊したりすることもなく、100歳のお年寄りにしては元気だったとのことでした。葬儀には親類のみんなが集まりましたが、大往生ということで泣き崩れる人もいず、変な言い方ですが、私の両親のおかげでとてもよい葬儀を行うことができたと感じました。
 私も葬儀に合わせて宮崎へ帰省しました。その時、親戚や近所のおじさん、おばさんから言われたことは

「おまえ、えらい肥えたなー」
「すこし、肥えやせんかぁー」
「ちょっと、肥えたっちゃないとね」

と「肥えた」のオンパレード。私の田舎の年配の方は、太ることを「肥える」と言います。もちろん、私の母親にも

「あんた、肥えたねー」

と言われる始末。

 普段、会う人からはあまり太ったというようなことを言われることもなかったため自分でもまったく意識していなかったのですが、久しぶりに会った人から見ると、以前はほっそりしていた印象が残っているのか、相当太っているように写ったようです。

どのような状態だったのか(2012年8月)

 前述のとおり、「太った」と言われた私ですが、どのような状態になっていたのか、その時の状況を整理しました。

  • 身長172cm、体重71.5kg。人生史上最大のウェイト。ちなみに、就職したころは60kg、結婚当時は62、3kgぐらいだった
  • ウエストサイズ81cmのズボンもきつくなってきて、ボタンが閉められなくなる。ボタンが止まっていないことをベルトで隠してズボンを履いている状態。ファスナーが壊れそう・・・
  • 以前は問題なく着ることができたTシャツを着ると、ピチピチになってお腹もぽっこり出っ張りが目立つ
  • 会社に行くときに着用するシャツもダボッとした感じになって、明らかに体の断面の”丸さ”を醸し出す
  • 当然、お腹まわりには大量の肉が・・・

 自分でもかろうじて60kg台を維持しているとずっと思い込んでいたのですが、帰省から戻ってきて久しぶりに体重計に乗ると71kgをオーバーしていました。さすがに、これはまずいと思い、ダイエットしなければと思うようになります。

ビールをやめたら体重は減るのか

 毎日、350mlあるいは500mlの缶ビール(ビールといってもグリーン系の発泡酒です)を2、3本、さらにはプラスで缶チューハイという具合に結構な量を飲んでしました。ある意味、ちょっとしたアル中です。そこで、このビールの量を減らしてみれば体重も減るのではないかと考え、平日はビールをできるだけ飲まずに、週末の土日のみ飲むようにしました。しかし、まったく体重は変わらず。このままでは微増を続けてしまいそうです。(2012年9月初めごろ)

そしてランニングにチャレンジ

 ビールをやめる=カロリー摂取量を減らすのも重要ですが、普段の食事を減らしたり食べ物を工夫しているわけではないため、体内脂肪を燃焼させないことには当然体重は減りません。そこで、”一大決心”し、ランニングを始めることにしました。ちょうどその時期に仕事もうまくいかないことがあり、ストレス発散したい気分でもありました。なお、高校時代は陸上部で1500m、5000mの長距離選手だったこともあり、この時は、ランニングぐらい簡単にできると甘く見ていました。

 結婚したばかりのころ、少しだけランニングを継続していたことがありましたが、それ以来まったく走っていなかったため、ランニングシューズもウェアもありません。そこで、シューズは普段使いのナイキのスニーカー、ウェアはユニクロの短パンと普通のTシャツです。2012年9月15日が記念すべきスタートとなりました。2日間続いたので、このままもう少し頑張ってみようと思い、asicsのランニングシューズ(GEL-NEO33。今思えばウォーキングシューズっぽい)、ナイキのランニングパンツとTシャツを複数枚購入し、それ以来ランニングが続いています。

ランニングを続けるための秘訣

 「継続すること」が定着するまでは、やはり無理をしない、頑張り過ぎないということにつきると思います。もともと陸上部での長距離走経験もあるため、走る前のストレッチ運動や走り方自体は理解していたつもりですが、いざ走ってみると、思ったようにペースも上がらずかなり体力的にキツイ。こんなはずじゃなかったという思いです。

 したがって、最初のうちは、走っているときにきついなと思ったら、歩く、途中で休むようにしました。ランニングコースの折り返し地点(約3km地点)で少し河川敷の堤防を歩き、呼吸が落ち着いたら復路を走るようにしました。1週間ぐらい続けると、途中での休憩やウォーキングを挟むことなく最後まで走りきれるようになります。

 また走るペースも走り始めは7分/kmぐらいのペースから初めて、2km、3kmと進むごとに少しずつペースを上げます。そして最後はいきなりやめるのではなくて、走り終わった後、少しの距離を歩き、体をクールダウンさせます。簡単なストレッチ運動もします。あくまでも最初から無理、頑張りすぎは禁物です。

 さらに走った距離と時間を大まかで良いので把握しておくと良いと思います。Web上の地図で走行ルートの距離を測ったり、出発した時・戻ってきた時のだいたいの時間をメモしておいて、「今日は5kmを31分で走った」とか実績をExcelのシートなどに記載し、頑張り具合を可視化すると継続させるためのモチベーションアップにもつながります。私も最初はiPhoneのストップウオッチとExcelファイルでの管理を行なっていました。走った日の記録が積み重なっていくのは大変うれしいものです。

 そして毎日体重計に乗ること。自分の体重を可視化すること。前日と比較すると食事の量や運動量にも左右されますが、数百グラム程度、体重が上下します。体重が増えていたら少し節制するなど、「何とかしなきゃ」って自分でも考えるようになります。だまされたと思って、毎日、体重計に乗る習慣を作ってください。これだけで、食事、間食などに対する意識が変わってきます。

無理しないで効果のあるダイエットは

 これはあくまでも私の経験ですが、炭水化物ダイエットはかなり効果があります。すなわち、ごはん、パン、パスタ等を食べない。もしくはご飯を食べるにしても半ライスで注文する。お昼の800円、900円の定食など想像してみてください。それなりにご飯も沢山盛られているし、おかずも沢山あって、よくこれだけの量が胃袋に入るなーと思いませんか。痩せたいのであれば、食べた量に該当する以上のカロリーを消費する必要があります。定食を注文するときに「半ライスで」と言うだけです。

 一方で、肉、魚は遠慮なく食べても構わないと思います。これも私の経験上ですが。もちろん、食べ過ぎはNGですが、ご飯の量だけ減らしてその他は普通に食べる。これでほとんどストレスを感じることなく食べることができます。友人が野菜ダイエットにチャレンジしていて、ランチタイムも相当なボリュームのサラダを食べていました。が、やはり満足感には程遠かったのか、長続きすることもなくダイエットも失敗していました。

 適度な運動(ジョギング)を続けつつ、ご飯の量を半分に減らすだけ。これだけでもかなり効果があったと思います。別のページにダイエットの記録を載せていますが、みるみる体重が減っていきました。

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