第44回つくばマラソン(2024年11月24日)出場レポート 3時間4分6秒

第44回つくばマラソン(2024年11月24日)出場レポート 3時間4分6秒

狙ってはいなかった想定外の結果ではあるが・・・

今年もマラソンシーズンが到来。秋マラソンとして個人的な定番になっているつくばマラソンに出走した。夏場の走り込みは、7月を除き距離こそはそれなりに走破できていたものの、質の高い練習となるとペースを上げた距離走をこなせず、課題だったスピード持久力は向上していない。大会前時点での練習内容と走力を整理した。

  • 7月:170km 出張等、仕事の関係で練習日そのものが少なく、ストレスのたまる日々
  • 8月:318km 猛暑に耐えられずほぼすべてのメニューがジョグ。最長でも26kmどまり。月末に小出監督の大会前90日プランを開始
  • 9月 356km タイムトライアル、変化走、30km走等に取り組む
  • 10月 303km タイムトライアルやレースペースでのロング走中心に取り組む。できたかどうかは別として。
  • 11月 215km 大会前日までの合計。抜きすぎないように調整

走力はというと、5kmタイムトライアルのベストは10月20日の19分21秒。一人走行&GPSウォッチでの距離計測というあいまいな記録ではあるが、秋シーズンは18分台に突入することができなかった。レースペース走も10kmさえ苦しい状況で、最長でも17kmぐらいでばててしまう状態。サブ3を目指すのであれば、どんな状況でもレースペースで苦しくなく走れないといけないと思うのだが、週半ばに取り入れている10kmのレースペース走が毎度つらい。「つなぎ」の練習の日が「ポイント走」になってしまっている。これでは、とてもサブ3は狙えない=挑戦権獲得ならずと判断し、できれば3時間15分、4分30-40秒/kmペースで走り切ることを目標として、今年のつくばマラソンには臨むことにした。

一方で減量することで勝負できないのか。例年だと3月のマラソン終了後からは気のゆるみのせいか、体重が増えやすい傾向になり、夏ごろには62kg、63kg、ひどいときには64kg近くまで増加してしまう。今年は、うまくコントロールできた感じはなかったのだが、最大でも61.5kgぐらいにとどめることができた。とはいえ減量はつらく、10月以降にも食事制限(昼食の量を半減等)を継続することで、大会当日に58.5kgまで減量することができた。57kgを切るぐらいの軽い状態で一度フルマラソンを走ってみたいものだ。

今年も10月末に大会プログラム、アスリートビブス、参加賞Tシャツなどが2パックセットで送付されてきた。
参加賞のTシャツ。生地は昨年と同じか。やはりポケットは不要だと思う。デザインは今年もまずます!
大会プログラムなど。2023年の東京マラソンの記録がまだ有効期間内であることからBブロックからのスタートが可能となっているが、そろそろ3時間7分を切るタイムを出しておかないと、次回大会ぐらいからは記録証提出必須の前方ブロックからのスタートができなくなるかもしれない。
体重変化グラフ。夏場の体重増を抑えられたため、例年よりは減量しやすいはずなのだが、年齢とともに代謝が悪くなったのか、体重が思うように減らない。本来はNGだと思うのだが、走り込み期の10月にもかかわらずカロリー取るべき時に食事量を制限することで58kg台まで落としたというのが実態。

大会当日

大会当日は朝5時前には起床したいため、前日夜は8時過ぎに布団に入る。いつもの悪い癖で、寝る前のスマホをちょっとやって9時ぐらいには睡眠となったのだが、深くは眠れなかった。あっという間に目覚まし時計が鳴り、4時55分に起床、5時5分には朝食を開始した。

前日に携行品はすべて準備・チェック済のため準備にはさほど時間をかけることもなく5時40分に自宅を出発。昨年までは環状2号 –> 6号 –> 常磐線の高速ルートで行っていたのだが、今年はナビが、外環道 –> 6号 –> 常磐道のルートで案内開始してきたためこのルートで向かう。が、ナビをよく見ていなかったのが原因だと思うが、三郷ジャンクションで常磐道方面へ行かないといけないところをあろうことか、そのまままっすぐ進んでしまう。もちろん、高速道路なので途中で簡単に方向チェンジもできないことから草加インターチェンジまで行って、いったん高速道路から降り、また高速へ戻るという余計な回り道をしてしまった。渋滞していなかったので10分ほどのロスで済んだが、もし渋滞していたらと思うとぞっとする。途中、パーキングに寄ることもなく6時55分ごろには、大会指定の駐車場へ到着できた。せっかく早めに出発したのに、予定より少し遅れた。

駐車場で時間つぶしは行わずにすぐに研究学園駅前のシャトルバス乗り場へ向かう。7時15分ごろにはバスに乗ることができて10分程度で会場へ到着できた。バス乗り場は電車利用のランナーとその関係者が多数いたが、最後尾の位置がまださほど離れた地点ではなかったため、それほど待たなくて済んだ。

7時30分ごろには会場に着いたのだが、出走準備完了の前にトイレに並ぶ。着替えてしまうと、寒い状態でトイレに並ぶ必要があるのだが、着替え準備とトイレの順番を逆にすると良さそうだと昨年の大会で気づき、その後の大会はこの方式で準備を進めている。トイレはすでに大行列で20分ほど待って順番が回ってきた。1回目のトイレ(大)が終了したのが7時50分ごろ。まだ着替えるには早すぎる感じがするため、トイレ待ち行列の最後尾に再度並び、2回目のトイレを済ませて手荷物を預けることにした。8時20分ごろにトイレ順が回ってきたが、便は出なかった。ま、心理的な安全は確保できた。

8時35分ごろには着替えを完了し(といっても、ジャケットやロングパンツを脱ぐだけ)、手荷物を預けてスタート地点へ向かう。8時48分にスタートブロック付近へ到着し、近くのトイレで(小)を済ませて、B1ブロックへ並んだ。いい時間配分でここまで進められたと思う。

いつもの大会と同じ朝食。験担ぎの効果はないが、このメニューに落ち着いている。なお、スタート前、8時ごろを目安に、ヤマザキの薄皮クリームパンを2つとオレンジジュースでエネルギーをさらに補給しておく。
5時40分ごろ、薄暗い中、出発。今日は天気がよさそうだ。
バス待ちの列。うねうねしながら進む。バスも「つくばマラソン」仕様だ。
会場到着。バスが続々とランナー達を運んでくる。青い空と木々の紅葉のコントラストが素晴らしい、は言い過ぎか(クリックで拡大)
手荷物預所、更衣室への案内も昨年と変わらない。
8時30分ごろの手荷物預所。みんな慌ただしくなってきた。
今回レース着用のTシャツ。過去に着用した同じTシャツのサイズ違い(これはMサイズ)。KOSORENロゴがいかにも「手作りで貼り付けました」感が目立ちすぎていたため、ロゴを小さくした。どこかで安くでオリジナルTシャツ作ってくれないかなー。
マラソン仕様に着替えて準備完了。といっても、ジャケットとロングパンツを脱いで、レース用シューズに履き替え、ポンチョをかぶっただけ・・・。
手荷物預所からスタートブロックまでの距離を測ってみた。約600メートル。図中のゴールはトイレの場所。ジョグで移動しながら靴紐の締め具合もチェックできる。ギリギリの準備だとこの距離を長く感じてしまい、焦ってしまうのだが・・・。

少しだけ番外編:大会準備品

真面目に記載するのも気が引けるような内容ではあるが、個人的にはとても役立つものを2つご紹介したい。ランナーなら何度も経験があると思うのだが、長距離を走っていると、Tシャツと乳首が長時間にわたって擦れるため、乳首が痛くなることがある。現実問題として、練習時の30km走でも少し痛くなることがたまにある。私個人は経験はないのだが、ひどいときには出血することもあるようだ。この痛みを発生させないようにするためには、絆創膏を乳首に貼っておくという対策があるのだが、小さい絆創膏だとすぐにはがれてしまい効果がない。そこで、白十字のワンタッチパッド。ちょうどよい大きさのMサイズがおすすめ。本来の使用目的とは異なるのだが、白色のため白いTシャツの時にも目立ちにくい。今では、これなしにフルマラソンを走れないほど、毎回愛用している。

白十字のワンタッチパッド。Mサイズがおすすめ!白色のため、色が透けやすい白いTシャツ着用時にも目立ちにくい。

もう1点は、スタート前の防寒用ポンチョ。ランニング用のビニールポンチョや100均の雨合羽でもよいのだが、ごみ捨てなどで利用するポリ袋を使うのが最もコストパフォーマンスが良い。もちろん、頭や腕を通す穴は開いていないので、はさみで少し切り込みを入れて、ポンチョとして利用できるような加工は必要なのだが、十分防寒の役目を果たしてくれる。スタート直前に取り去って、丸めてポケットにしまっておけば、最初の給水ポイントのごみ捨て場で捨てることもできる。大会によってはスタートブロック横に専用のごみ箱が置いてあるケースもあるためそこに捨てることもできる。はさみで切り込みを入れたとしても激しくひっぱたりしない限り耐久性も問題ないので、毎回、既製品を利用されている方には試してみる価値はあるかと思う。

45リットルサイズのポリ袋に頭部、両腕部分の切込みを入れて、ビニールポンチョとして活用。

くれぐれも、「他人がやっているから」という理由でスタート直前にポンチョを道路脇に投げ捨てるのはやめてほしい。これは、どの大会でも多く見られる光景で、ランナーの最もと言えるほどの醜い行為であり、いつまでたっても改善されない。

レースの模様

ビニールポンチョをかぶってスタートブロックに並んでいたのだが、ポンチョがいらないくらい暖かい。気温は10度に届いていないと思うのだが、ほぼ無風のため気温の割にはだいぶ暖かく感じる。先述の通り、練習の状況からも今日はサブ3をとても狙える走力ではないため、4分30秒/km前後で流していき、うまくいけば3時間15分、悪くても3時間30分は切りたいところ。

シューズは5レース目となるアシックスMETASPEED SKY+。手袋、カーフサポーター、帽子も毎回同じセットだ。7kmごとに摂取できるようアミノバイタル5個をポケットにしのびこませておく。スポーツようかんは走りながら食べるのが難しく感じるときもあることから、前回レースから携行しなくなった。

朝9時。少し暖かいかなと感じるぐらいのコンディションの中、スタート!

後でウエザーニュースから引っ張ってきた情報だが、当日の気温は朝9時で10度。ちょっと気温高めか。風は弱く、まずまずのコンディション。

距離とタイムはGPSウォッチ計測の数値のため、距離が進むほど公式とのスプリットタイム誤差が大きくなっている。そのため、この先表記の1kmラップタイムは参考程度での扱いとなる。

スタート - 5km

最初の1kmは4分21秒。次の1kmは4分13秒。予定外の早めのペースで入ってしまった。ただ、意外ときつくなく、体もいい感じで動いている。こうなると、4分15秒/kmペースで押していきたくなる。3km以降のラップは4分10秒前後/kmで推移し、5kmスプリットタイムが20分55秒。5km過ぎにあるバイパス向けの急な下り坂までは緩やかな登りが続いているが特に負担に感じることがなかった。逆に、ここに戻ってくる35km過ぎからは緩やかな下りを感じながら走ることができるということだ。そこまで脚が持っているかどうか・・・。

5 - 10km

道幅の広いバイパスに入る。直線が長く、ずっと先まで見通せる。次は左に直角ターンがあるはずなのだが、そこの交差点までが遠い遠い。ペースは4分10秒/kmで変化なし、体は特に変調を来すこともなく、無理している感じもなく走れている。10kmスプリットタイムは41分40秒。サブ3の4分15秒/kmペース計算だと10kmスプリットは42分30秒なので、50秒ほど貯金があるように見えるが、10km時点ですでにGPSウォッチは150メートル程度ずれてしまっており、実質この半分程度しか貯金はない。

コースは微妙な上り坂が続いている感覚があった。ということは後半は微妙に下りが続くんじゃないかと期待してしまう。なるべく最短距離になるようにカーブの内側を通る。1m/sの風ではあるが北風を少し感じてしまい、なるべく単独走にならないように気を付けるのだが、なぜか前のランナーとの空間が空いてしまう。

10 - 15km

この区間も4分10秒/km前後で流せている。以前見たyoutube動画で、「サブ3目指すためには、10km~30kmの区間は4分10秒/kmで頑張ってくれ」というのがあったので、なるべくペースを落とさないように維持する。いつの間にか、サブ3目指して走るタイムになってしまっている。心の中では、このままゴールできるはずがないと思いながらも、いけるところまで行くか、という毎度後半撃沈を繰り返す走行パターンに陥ってしまっている。今回は最初からサブ3目標ではなかったのに。

「給水」の看板位置があまり高くないため、気づいたら給水ポイントというケースがあり、混雑の影響もあって給水できないことも。場所によっては給水直前にペースアップして、給水後に少しダウンさせるというアップダウンも必要でリズムを壊しやすい。少し向かい風を感じてしまうため、単独走にならないように、集団の後ろになるように気を付けるのだが、位置取りが難しい。

15 - 20km

この区間もしっかり4分15秒/kmをキープできている。特に体調面での変化は感じられない。練習では走れていなかった走りができている。一人で走るのと集団で走るのでは、雰囲気も気の持ちようも違うんだなと改めて実感。

20 - 25km

このあたりから、少し苦しさを感じるようになってきた。自分のGPSウォッチでのタイムでは4分15秒/kmペースを維持できているが、実態としてはもういっぱいいっぱいの状態になりつつあった。GPSもコース上の表示距離とはだいぶずれが発生しており、表示タイム以上にペースは落ちてきている。いちおう、ハーフ通過は1時間29分03秒で理論上はサブ3を狙えるペースなのだが、体に余裕がない。とても残り半分を同じペースで走り切れる状態ではない。

25 - 30km

26km地点、1kmラップがついに4分20秒/kmを超える。自分のGPSウオッチ上でのタイムのため、実際には4分25秒から30秒近くかかっているはずだ。研究学園駅裏の折り返し地点に向けて進むところで、急激に脚に来た。右足の裏が痛み出し、脚の回転も悪くなってきた。脚が思うように動かない。
さらには、30kmに近づいてきたあたりから左わき腹が痛み出す。親指で押さえながら痛みを和らげようとするのだが、この痛みはゴールまでずっと続いた。30km地点でラップタイムが4分30秒/kmを超える。レース終了後に確認したのだが、この区間の5kmラップタイムは22分をオーバーしていたようだ。
足裏痛み、脇腹痛み、そしてスタミナ切れ。ここから先は前半のような軽快さがなくなる。

30 - 35km

31kmのラップタイムは4分40秒/kmを超える。左わき腹の痛みが続きペースを上げられない。脚も重くて、動きが悪く、ガンガン抜かされる。過去のマラソン大会では脚が痛み出すと、いったん立ち止まって整え直さなければならなかったのだが、今回は、立ち止まることなく、また4分40秒台/km以上に崩れることなく、何とか走り続けた。ざっと計算したところ、このまま走り切れれば3時間5分前後でゴールできそうになっており、来年のBブロックスタート枠確保のためにもペースを落とさないように必死に踏ん張る。バイパスから逸れる35km手前の死の上り坂区間でも4分40秒台/kmをキープ。

35 - 40km

ラップタイムが4分40秒/kmから大崩れしないように踏ん張る(あくまでもGPSウオッチ上での表示)。35km過ぎからは緩やかな下りが続くため、この下りを使ってこれ以上ペースが落ちないようにした。39km過ぎに2回目かつ最後の折り返し区間があるのだが、この折り返し地点までが長い。隣のランナーも必死の形相で頑張っている。同じように頑張っているランナーに勇気をもらいながら遅れないようについていく。3時間5分切りが見えてきた。

40km - ゴール

40km付近に最後の急激な登りがある。ここでラップタイムが4分56秒/kmまで落ちる。このままずるずるとペースが落ちてしまうと3時間5分切りが危ない。と、その時、こわだ君に追い抜かれた。私が3時間5分を切るぐらいでゴールしそうなため、おそらく、9時5分スタートの第2ウェーブのサブ3ペーサーとして走っていたと思われる。走りのフォームは素晴らしく、ゆっくり楽に走っているような感じだったが、それなのに速い! 近くからこの素晴らしい走りを見ることができたのは大変よかった。こわだ君効果!?もあり、ラスト2kmは4分30秒/km、4分20秒/kmと少し盛り返す。ゴール直前で時計を見ると、3時間3分台がギリギリ・・・。しかし、残念ながらゴールゲート直前で4分を超えてしまい、またしても6秒オーバーの3時間4分6秒(ネットタイム)。

AllSportsで購入した唯一の写真。ダウンロード販売のファイル1つがとても高額なため購入をためらったが、自分が中心に写っているいい写真かなと思って購入。ゴール直前で、とてもきつそうな表情をしている。

ゴール後の様子

ゴール直後のことなのだが、自分のGPSウオッチを止めるのを忘れてしまっており、気づいた時点で慌てて止めたのだが手元の時計では3時間4分14秒でのゴールとなっていた。実際にネットタイム6秒でゴールしていたことを確認できたのは、後でランナーズアップデートを見てからのことだ。

ゴール後の動線は昨年と同じでゴール後にスポーツドリンクをいただき、参加記念のランニングポーチと醤油やお菓子をいただいて陸上競技場を後にする。今大会から計測チップはなくなり、ビブス裏に張り付けてあるタグ?が反応する方式へと変更になっている。走る前は、計測チップが送付されてきていないのは自分だけ?って、少し不安になったのだが、どのランナーのシューズにもチップが付いていないため、ビブス裏のタグがチップ替わりで正しかったと理解したものだ。参加のしおりに一言も説明がなかったような気がしており、少しこの点は改善してほしい。

アスリートビブス裏に取り付けられていたタグ。これで公式タイムが計測される。参加のしおりには、ウェアの前面に着けるのか、背面でもよいのかの説明がなく、また、昨年までのチップからこのようなタグに変更になったことの説明はなかった(と思う)。

また、ゴール後に最大のピンチが訪れた。更衣室で着替えようかと座ったその直後、両足ふくらはぎがパキーンというか、ピキーンというか、どのような表現が正しいのかわからないが、突然激しくつりまくる。体育座りをしたり、足を延ばしたり、マッサージらしきことも試すのだが、足つりが全くひかない。マジで苦しい。両足とも痛い。実際にはそんなに長い時間ではないと思うのだが、5分ぐらいは足つりと格闘していたんじゃないかと思えるぐらい、苦しかった。2023の東京マラソンの時のように、走っているときにこの足つりが発生しなかったのはせめてもの救いだ。

マラソンやランニング後にシューレースを解いた瞬間は何とも言えないほっとした感覚になる。シューズは給水ポイントでの水やスポーツドリンクを多分に浴びているため、レース後は毎回洗わないといけない。
フルマラソン完走後のTシャツ。ビブスは思ったよりもよれよれにはなっていなかった。
戻ってきたランナーが順次自分の荷物を取って着替えたり、帰路についたりする。
帰り用のバスが次々に並ぶ。このバスに乗って研究学園駅前まで移動する。
バスに乗る前に、ちょっとだけ撮影。ゴール直前、競技場へ入る最後のコーナー手前付近の様子
このコーナーを曲がるとゴールまであと200メートルぐらい
本当に今日はいい天気だった。
駐車場を出発後、少し遠回りになるが「かつや茨城つくば店」まで行って、かつ丼をいただく。数か月ぶりのかつ丼に感動する。
完走後にいただいた参加賞。ランニングポーチは最近の大型スマホが収納できるサイズのもので、板橋Cityマラソン対策練習の時に活用できそうだ。醤油やうまい棒、チョコレートは昨年と同じ。でも、なぜいつも醤油なんだろう・・・。

データで振り返るつくばマラソン2024

自分で計測したデータと大会公式のデータを使って振り返る。

1kmラップタイム。前半は目標を上回るペースで推移。ただ、目標を上回るといってもこのペースで42km走り切らなければサブ3は達成できない。27kmから徐々にペースが落ち始め、30km過ぎからは4分30秒/kmをオーバーするようになる。ラスト少しだけ盛り返した。
今回は、脚や脇腹の痛みを抱えつつも一度も立ち止まることなく完走できたため、下方向にラインが突き抜けることはなかった。文字通り「完走」できたのはせめてもの救い。
ラップタイム詳細。心拍数が途中、計測できていないのは残念。後半はストライドがだいぶ落ち込んでいるのもわかる(クリックで拡大)
Runnetで確認した公式タイム。25km過ぎからの5kmラップが落ちている。21分で走り切らないとサブ3は達成できない。
記録証。約1週間後にRunnetからダウンロードできた。現地で印刷してもらって受領していた時が懐かしい。AGE RANKというのは50歳台の順位だろうか。まだまだ上にはたくさんランナーがいる。

秋のマラソンとしては、パーソナルベストとなった。自分自身としても3時間一桁分台で走れるなんてとても想定していなかったので、結果だけを見れば良かったとなる。しかしながら、最初から3時間5分とか10分とかを設定してイーブンで走ったわけではなく、前半から4分15秒/kmで突っ込んで後半ばててしまい、前半の貯金を活かした3時間4分でのゴールだったことから、あまり褒められたものではない。いつもサブ3を目標にしながらずーっと達成できないでいるのはスピード持久力がないからというのはわかっているのだが。

次回に向けて

つくばマラソンの公式サイトに掲載されている大会結果を見てほしい。特に、下にある年代別入賞者のタイム。

こちらは参加人数、完走者数などの全体的な情報。出走率や完走率が他大会と比較してどのような数値なのかはわからないが、例えば2024年の東京マラソンの完走率は96.6%。どの大会も95%前後なのかもしれない。
特に注目していただきたいのがこのデータ、年代別入賞者。40代はさておき、50代は全員サブエガ、60代も全員サブ3。これを見ると、自分もまだまだあきらめる年齢じゃないないと思えてきませんか!

マラソンはまぐれがない競技と言われているが、まさにその通りで練習で走れてもいないペースやタイムが本番で発揮できるわけがない。数kmならごまかしがきいたとしても、42kmを目標タイムで走り切るというのは本当に大変なことなのだ。この表にある人ばかりではないが、50代、60代になってもあきらめずに自己研鑽している諸先輩方を見習わないわけにはいかない。まだまだ自分にはやらないといけないことがたくさんありそうだし、サブ3達成に向けて挑戦し続けるかどうかは自分の気持ち次第だと、この結果を見て勇気がわいてきた。

また、今大会では1つ成果も確認できた。秋マラソンでは膝や足裏の痛みが発生し途中で止まってしまい、完全に最後まで走り切ることが少なかったのだが、今回はペースが落ちたものの最後まで脚をもたせることができた。7月は短かったが8月、9月、10月とある程度の距離を走ることができ、また陸橋や公園内の坂道など平坦ではないコースを意識して練習してきた。そのおかげもあって、秋マラソンでありがちだった膝/足裏の痛みから脚が持たずに途中で歩いてしまうという状況にならずに完走できたのかもしれない。

次回は2025年3月の東京マラソン。峠走にはかなわないが起伏コースで少し工夫した練習にも取り掛かっている。東京マラソン時のレポートではこの練習の内容や効果について紹介できるような良いリザルトを残せるよう、寒い日々の中、ひとり練習に励む日々だ。

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