番外編:第87回 [職場対抗] 駅伝大会(2023年5月20日) 出場レポート

番外編:第87回 [職場対抗] 駅伝大会(2023年5月20日) 出場レポート

全員ナイスラン。素晴らしい一日でした!

4月に、職場の先輩から [職場対抗] 駅伝大会へのお誘いを受け、数年前に同じ仕事で苦労していた仲間たちと一緒にチームを形成して今大会に出場してきた。タイトルが [職場対抗] となっているが [  ] には職場名が入る駅伝大会で、春季/秋季の年2回の開催、1987年から始まり今回が第87回となる伝統のある大会のようだ。直近の2年ぐらいはコロナ禍の影響により中止になっていたようだが昨年の秋から復活しており、5類への移行も完了したたということで、過去に出場経験のあるメンバーがチーム再結成を行い、その1メンバーとしてお誘いを受けた次第だ。

この大会の存在自体は少し前から知っていたのだが、初めての参加でありどの程度のレベルかもよくわかっていなかった。先輩の話によると上位層はガチ組ばかりらしく、特に今回のようにコロナ禍明け直後に出場してくるチームはそれなりに速いチームばかりじゃないかという予想。事前の情報では、149チームがエントリーしていたため、私が「50位以内を目指しますかね」と言ったら「それも厳しいかもよ」ということだった。確かに、***陸上部、****駅伝部等の名称のチームが存在しており、過去のマラソン大会でも見かけたのぼり旗のチームもいたりして、本格参戦のチームも見受けられた。コロナ前には400チーム近くが参加したこともあったらしく、今回の149チームはかなり少ないらしい。

どんな大会

5人で12.4kmを走るため競技時間は約1時間程度なのだが、事前の大会準備、参加エントリーから表彰までシステマティック?な運営が確立されていて、冒頭にも記載した通り1企業のレクを超えた本格的な大会そのものになっている。募集要項・大会概要資料から一部抜粋してどのような大会なのかを簡単にご紹介。

今年は5月20日(土)の開催。事前の天気予報では前日夜から当日早朝まで雨。朝方からは曇予報のため、何とか天気は持ってくれそうだったのだが、、、。雨天決行の「本格的」な大会。
コースマップ。2.8kmと2.4kmの短距離区間なのだが、マップにあるようにほぼ1kmにわたって景色がほとんど変わらない単調な河川敷ロードとなるため、思った以上にメンタル的にやられそうだ。
1区のみトラック1周分が追加されて2.8km、2区から5区までは2.4kmとなる。ちなみに私は5区アンカーを走ることになった。私以外の4名は過去の出場経験者!!
600チーム相当までエントリーしても運営できるように、エントリー方法から参加料支払いまでシステム化されている。大会事務局の皆様に感謝。
上位6チームまで表彰対象。このあたりはエリートランナーというか、ほぼ常連さんのようなメンバーを集めているチームが独占するらしいので、我々には関係のない世界のようだ。我々アラフィフチームは大会出走後、飲み会へGo・・・の予定。すみません。

大会当日の朝は

9時20分ごろ現地集合の時間に合わせてその日の行動を開始。マラソン大会に比べるとのん気なもので、なんと7時30分ちょっと前に起床。あまりにも遅すぎないか。朝食は、今、はまっているパスコのあん&ホイップドーナッツ1つのみ。42km走るわけではないから超テキトー。テキトー朝食後に1回目の大。ちょっとおなかが緩く、準備中にも2回目の大。ま、家にいる間にたくさん出てくれることはいいことだ。ちなみに、この日の体重は60.5㎏。3月の東京マラソンから早くも2㎏以上の体重増。夏場は体重が増えやすい傾向にあるため、ちょっと要注意だ。これはまずい。

パスコの「あん&ホイップドーナツ」。これが最高においしくて、今最大にはまっている菓子パン。近所のスーパーに夕方買い物に行くのだが、少し出遅れてしまうとこのパンだけ売り切れになっていることが多い。

8時15分ごろに自宅を出発し、電車で現地に向かう。電車に乗っているときも少しもよおしてきて、降車駅で3回目の大。結果的に当日朝はこれが最後の大となった。天気予報は半分当たって、現地駅前に着いた時には曇り空。雨も上がっており、暑くもなく寒くもなく絶好のコンディションで走ることができそうな感じだった。しかしながら、陸上競技場へ到着したあたりから、次第に雲が厚くなりはじめ、薄暗い感じになってくる。今にも雨が降り出しそうだ。

大会会場に到着。荒川の堤防上から見た様子。陸上競技場の一部は濡れているものの、徐々に乾きつつあった。すでに多くのチームが陣取っている。我がチームは青矢印の木の下あたりに陣取ることに。(クリックで拡大)
ビニールシートで場所を確保した後、空を見上げるとどんよりとした空に・・・。雲行きが怪しいぞ。
路面の濡れ具合の把握を兼ねて、実際のコースをジョギング。ここが折り返し地点。陸上競技場からちょうど1km地点なのだが、単調なまっすぐロードで景色も変わらず、確かにメンタル的にきつそう。
折り返し地点から見た様子。ずっと同じような景色が続く。

大会の模様

スタート時刻前は雨が降っていなくて、このまま降らずに最後まで持ってほしいことを祈るばかり。149人のランナースタート地点に並び、「スタート10秒前」のカウントダウンが始まり、11時ちょうどにスタート!

残念なことにスタート後、しばらくたって小雨/霧雨になってしまい、一時的に雨らしくなった時間もあり陸上競技場は完全にウェット状態へと変わっていく。私が5区で走る時間には滑りやすくなっていた。

1区:2.8km

1区のランナーが整列。レクとは思えないようなガチ勢が最前列に陣取る。
11時ちょうど、スタート!! ウェアからシューズまで、それ系の人が先頭を引っ張る。
特徴ある帽子をかぶった最後尾のランナーまで無事スタート。
1区は400メートルトラックを1周してロードへ出る。この1周分だけ区間距離が他の区間より長い。矢印の2名がダントツに速い。
我がチームの1区、T選手(オレンジシャツ)も予想以上の上位で駆け抜けていきます。なかなかやるなー。
1区のトップ2名はほぼ並んでトラックに戻ってきた。トラックに入って残り300メートル地点あたりで白シャツの選手がスパートをかけ、1区区間賞。周りの人の話によると前回も1区区間賞だったらしい。
我がチームの1区、T選手も競技場まで戻ってきた。ナイスラン。
T選手の快走シーン(音声はカットしてあります)

2区:2.4km

2区はK選手。今回お誘いいただいた先輩。過去にもマラソン大会に数多く参加されているベテランランナー。がんばれー。
2区、K選手戻ってきた。結構バテバテかな!ナイスラン。
K選手の快走シーン(音声はカットしてあります)

3区:2.4km

3区はM選手。彼も過去に数多くのマラソン大会経験あり。最近は全く走っていないとのこと。がんばれー。
3区、M選手戻ってきた。競技場に入ってラスト300メートルあたりからのスパートは印象的だった。ナイスラン。
M選手の快走シーン(音声はカットしてあります)

4区:2.4km

4区はI選手。彼は、別のチームと掛け持ち参加でこの4区が本日2回目のラン。さすが、30代。がんばれー。ちょうどこの時間あたりから雨が少しだけ強くなる。
4区、I選手戻ってきた。本日2回目のレースとは思えないほど力強い走り。ナイスラン。
I選手の快走シーン。この路面状況は滑りやすい。(音声はカットしてあります)

5区(アンカー):2.4km

いよいよ5区アンカー。私が出走します!しかしながら、現在我がチームは何位を走っているのか、全くわかりません!!

スタート - 1km

中継地点でトラックの状況を確認したところ路面は完全ウェット状態で、思いっきり蹴り上げて走るとツルっと行くのは確実。後ろに脚を流さないように走らないとやばそう。しかもトラックとロードとの間にある芝生の部分とレンガ(ですかね)が敷いてある部分が滑りそうなため、ここは慎重にいかないと。

4区のI選手から襷を受け取り、いよいよスタート。襷を受け取るのって、高校2年生の秋の県駅伝大会以来かも。襷を締めて、先端をランパンの中に固定して、さあペースアップ。後ろからすごく早い人が近づいていることがわかり、その足音がだんだん大きくなる。このままペースを維持しても後半確実にやられると思い、500メートル地点付近で若干スピードを落とす。ここでよく自制できたなと思う。1km折り返し地点手前でこのランナーに追い抜かれる。

さあ、5区アンカーのスタート。ちょうど走っている部分が滑りやすく、調子に乗りすぎないように注意しながら駆け抜ける。
チームメンバーのほうを見て、余裕があるところを見せる。
一人で参加するマラソン大会では自分が走るところを残すことができないのだが、メンバーと一緒に参加するとこのような映像の記録も残してくれて非常にありがたい。(音声はカットしてあります)

1 - 2km

最初の1kmのラップが3分45秒。そんなに無理していないじゃないかと思いつつも、私を追い抜いて行ったランナーについていかずに、しかしながらあまり離されないように踏ん張る。今振り返ると、少し無理してでも並走してもよかったのではと思うところはある。同じ場所を走る駅伝のため、4区を走っているランナーを数名追い抜いたことは覚えているのだが、私と同じ黄色ゼッケンの5区ランナーはあまり追い抜くことができなかった。3,4人ぐらいは追い抜いた記憶はあるのだが、それだけ上位層は速いってことかな。この区間のラップは3分39秒。もうちょっと頑張れたような気もするけど、、、。

2km地点。いやー、この直線折り返しは長かった。実は相当いっぱいいっぱいになっており、無理して余裕ありそうな走りを見せる。
手を振って余裕を見せているが、実はかなり苦しい。脚が全く上がっておらずストライドも最初ほど伸びていない(音声はカットしてあります)

2km - ゴール

残りは競技場1周、400メートル。路面は滑りやすくガンガン攻め込めない。滑らないことだけに気を使って、なるべく蹴らないような走り方(うまく表現できない)でラストスパート。400メートルが長い長い。私の区間タイムは8分46秒。我がチームが何位でゴールしたのかわからないし、区間順位もわからないまま、無事私たちの大会は終了した。おつかれさん!

無事ゴールです。写真の通り、路面は完全ウェット状態で、誰も転ぶ人がいなくて本当によかった。何位でゴールしたのか・・・不明。ゴールテープも準備してくれてありがたい。
もうちょっとカッコよくゴールできなかったのかね、と反省。(音声はカットしてあります)

ゴール後

いつものマラソン大会だと、ゴール直後に写真を撮ることができないのだが、今回は出走済のチームメンバーがスマホを持っていたためチーム5人で記念撮影をすることができた。この後は、これ以上、天気が崩れることは無くて、お昼過ぎに現地を切り上げるころには曇り空に戻っており、安心して!飲み会予約のお店まで歩いていくことができた。

5人で記念撮影。一人30代、残りアラフィフ。よく頑張りました。いいショットです!
大会ゼッケン。5区アンカーのみ黄色だった。前後にゼッケン張り付けって本格的だなーと思った。ちなみに、襷にICタグが内蔵されていて、この襷によって区間タイム、総合順位を計測している。タスキの写真、取り忘れた。
大会終了後。雨は上がったものの、競技場は完全ウェット状態。誰一人ケガすることなく無事に大会が終了した。(クリックで拡大)
参加賞のジッパー付きビニール袋(下側)と、抽選で当たった景品(上側)。チームNo.49がくじに当たったのです!
翌日、大会サイトにリザルトが掲載されていた。速報版なので、別途チーム代表へ結果が共有されるとのこと。なんと、我がチームは23位で、予想以上の好成績を収めることができた。みなさん、ナイスランでした!

データで振り返る第87回 [職場対抗] 駅伝大会

わずか2.4kmではあるが、自分自身の走りについてデータを見ながら振り返りたい。

わずか3ポイントのみのラップ図。まったくデータ分析にはなり得ないが、ゴールまでペースが落ちていないようには見える。
ラップタイム表。最初の1kmは、もう少し突っ込んでもよかったかなーと今となっては思えるが、走っている瞬間は、突っ込む勇気がなかった。わずか2kmちょっとではあるものの、走り方には反省するところもありつつ、今回の結果は最低限のところはクリアできたかな。(クリックで拡大)
GPSギアによる走行記録。この単調な直線部分でメンタル的にやられて、最後のトラック1周でさらに追い打ちをかけるように苦しくなる。マジで残り400メートルは長かった。
コース全景。ちょうど1km地点の折り返部分にマークした白枠あたりが、板橋Cityマラソンのスタート/ゴール地点になっているようだ。(クリックで拡大)

次に向けて

2.4kmのみのランだったが、超集中的なポイント練習にもなったし、大会も大会後の飲み会も楽しく過ごすことができ、個人的に大満足の一日になった。東京マラソン後から完治していない謎の右足裏痛が、短距離だったこともあり発生しなかったのは良かった。5kmぐらいの距離があったら少し気になっていたかもしれない。

マラソン大会もそうなのだが、たとえ知らない人であっても一緒に走ると、なぜかいつもと同じペースで走っていても感じるきつさが緩いというか、きつくないというか、楽に走ることができるのはなぜなんだろうと思う。冬場には2kmインターバル走もやってたけど、同じような2km走でも感じるきつさが全然違うんだよね。

2023年秋(冬?)に予定されている本大会にも出場する機会があれば、またチームメンバーと充実した一日を楽しむことができたらと思っている。東京マラソン後の振り返り・決意も忘れずに長年達成できていない個人目標もクリアできるように、日々頑張っていきたい。

最後になりましたが、今大会にお誘いいただいた先輩・チームメンバーの皆様、このような素晴らしい大会を企画/開催し続けてくれている大会関係者の皆様、本当にありがとうございました。

公式記録(2023年5月25日更新)

後日、公式記録がチーム代表者を通して共有されてきた。149チームエントリ、148チーム出走で、順位や総合タイムは速報の通り(23位)だが、区間ごとの詳細がリスト化されていた。我がチームはどの区間も大きなブレーキもなく予想以上の好結果であったことから、チームメンバー共々、次回のさらなる好結果に向けて欲が出てきた感じだ。

1区の30位から大きく崩れることなく、誰一人ブレーキになることもなく、ゴールまで駆け抜けた!(クリックで拡大)

私は区間5位。まだまだタイムは削れるんじゃないか!? 一人追い抜かれてしまったのが悔しいが、秋・冬のマラソンシーズンに向けたトレーニングの成果を、次回大会にも発揮できる機会があるとうれしい。ぜひ、お誘いよろしくお願いします!

以上です。

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