初めての東京マラソン
1月の勝田マラソンから1か月もたたないうちに東京マラソンを走りました。初めての東京マラソン。何もかもが今までに走ったマラソン大会とは違ったすごさがあって、他の大会がダメだとかの意味ではなく、大会の大きさ・素晴らしさに圧倒されました。大会準備から完走後までの一連の流れをまとめてみました。
参加案内が届く
1月初旬ごろ、郵送で「参加のご案内」が届く。ズシリと重い封筒を開けてみると。
東京マラソンEXPO2015でのランナー受付
事前受付は2月19日(木)から2月21日(土)までの3日間。本当は、少しでも空いてそうで、かつ直前に動いてあまり疲れたくないという思いから、木・金のいずれかで受付を済ませたかったが、仕事の関係で、木・金に行くことができず、前日の土曜日にビッグサイトに行った。
駐車場が混みだす前に現地へ到着し、11時の受付開始を待つ時間的余裕をもって受付へ向かった。入口にはそれなりに人がいたが、それほど混んではいなかった。
EXPO会場へ
受付が完了したので、EXPO会場に寄ってみることにした。こちらのほうがものすごい人になっていて、まさに激混み状態。というのも、先ほどのランナー受付エリアはランナー本人しか入場できないため、それで空いていたというわけだ。EXPO会場は一緒に来ている友人や家族などマラソンとは関係なく誰でも入場できるため混雑しているわけだ。
東京マラソン当日
前日までの快晴は終わり、夜は雨が降っていた。朝もまだ少し小雨が残っていたが、日中の予報は曇。なんとか雨の中を走らずにすみそうだ。
5:20ごろに起床。9:10スタートのため6:00には朝食を取る。今回もこれまでのマラソン大会とほぼ同じメニューとした。
- おにぎり2個(コンビニではない)
- カステラ3片(小さめのもの)
- オレンジジュース(200ml)
- アップルジュース(200ml)
9:10スタートなのに、朝食を取る時間が遅すぎたためか、後半わき腹が少し痛くなってしまった。もっと早めの朝食が必要だ。この日の体重は61.15kg。60kgを切って走りたかったのだが、ダイエットに失敗してしまった。
7:25ごろに新宿駅に到着。すぐに駅のトイレへ。トイレもランナー達で少々混雑気味。ここでとても重要なトイレレポート。7:30に行った後は、7:50ごろに現地で2回目のトイレへ行った。10人ほど並ぶ。30分ぐらいは待っただろうか、そのためか手荷物預けの時間締め切りまでギリギリだった。その後、8:20ごろにもスタート前、最後のトイレへ行った。ここでも5人待ちぐらいで整列ゲートへの入場5分ぐらい前になってしまいこちらも時間ギリギリだった。
レースの模様
ようやくここからがレースの記録。9:10にスタートの号砲が響き、同時に紙吹雪がどばーっと舞い上がる。約1分経過後にスタート地点を通過する。
スタート - 5km
スタートしてからずっと緩やかな下り坂が続く。Aブロックだからなのか、周りのみんなのペースが速い速い。このままいったら後半失速するんじゃないかと思えるぐらい速く感じる。速いペースにつられないように目標タイムのラップである4分40秒/kmに戻そうとするが、4分30秒/kmぐらいにすぐ上がってしまう。また都会でのマラソンのためか、GPSウオッチの1kmごとの距離計測がいきなり狂いだす。高層ビルの間ではGPSを拾いにくいのか。
5km - 10km
ずっと平坦で走りやすい道が続く。神保町の交差点のど真ん中を通って靖国通りを横切る。なんてすごいコースなんだとちょっと感動する。東京の道路が素晴らしいのは、どこを走ってもきれいに舗装されていることだ。途中、2か所ほど勤務先関係のビルの前を通ったが、誰も知っている人には出会わなかった。
10km - 15km
アップダウンのない走りやすい道が続く。東京マラソンを走ってすごいなと思ったのは、給水所でのスポーツドリンクや水のカップの量の多さとボランティアの人数の多さだ。スポーツドリンクも取れない心配がないぐらいに大量に並んでいるし、カップを捨てる場所も数十メートルは連続して設置されていたように思う。
15km - 20km
品川の折り返し地点を通過する。平坦な道のりが続き走りやすい。
20km - 25km
中間地点を通過。予定のスプリットタイムよりも2分も早い。3時間15分を余裕でクリアするペースで走っているが、これで大丈夫なのかと少し心配になる。このあたりから左ひざが痛み出す。勝田の時にようにエアーサロンパスが使えないため、給水ポイントでは必ず水を取りそれを膝にかけて痛みを和らげる(つもり)。
25km - 30km
30km手前で浅草を通過するのだが、その浅草がやけに遠くに感じる。交差点ターンが多いのも遠くに感じる?のか。浅草寺前の交差点を曲がったところで「***さーん(***は私の名前)」と大きな叫び声が聞こえる。なんと会社の同僚がメッセージボードをもって応援してくれていた。めちゃくちゃ感動するとともに、ものすごく励みになってこの先も頑張れそうな気になった。
30km - 35km
これまで何とも思わなかったわずかな道路の登りが、徐々に膝やふくらはぎなど足に負担となって感じるようになる。茅場町交差点手前の登りがきつい。同じぐらいのペースで走っている人を見つけて必死についていく。
35km - 40km
まさに「魔の佃大橋」だった。橋の始まりの上り坂が崖のように感じる。この上り坂で完全に足にきてしまい、明らかにペースダウンとなり5分/kmを切るのがやっとぐらいになってしまう。その後も、橋が(確か)4つほど続き、橋を超えるごとにアップダウンが繰り返され、ペースの維持が困難になってくる。春海橋の登りもかなり長い。
40km - ゴール
5分/kmぐらいまでペースが落ちてしまっている。残り2km地点で3時間7分ぐらい。のこり2kmを10分ぐらいかかると想定すると、確実に3時間15分は切れない。膝もふくらはぎもパンパンになっていて、普段のジョグみたいなペースになってしまった。そして最後の195メートル。家族がゴール前で応援してくれているのが見える。さあダッシュだと最後の力を振り絞ってダッシュするが、最後まで続かず。
ネットタイムで3時間16分40秒。GPSウォッチは42.528kmを走ったことになっていた。
ゴール後の様子
ゴールして少し歩いたところで完走メダルや完走タオルをいただき、その後もバナナやミカン、カロリーメイトなどいろいろなものをいただいた。ようやくエアーサロンパスが使えた。そのまま動線にしたがってビッグサイト内へ入り、手荷物を受け取る。着替えた後、待ち合わせスペースで家族と合流して、臨時バスで最寄り駅まで行った。
データで振り返る東京マラソン2015
ちょっと前半突っ込みすぎた感じがあったが、後半の失速を最小限に抑えることができた。目標タイムには届かなかったが、脚の痛みを克服できるような走力がもう少しつけば、さらに自己ベストを短縮できるのではないかと、少しだけ自信になった大会だった。
東京マラソンを走ってみて
心配された天気の崩れもなく、走りやすいコース、素晴らしいボランティアの皆様のおかげでとてもいい思い出になりました。この素晴らしさはもう病みつきになりそうで、毎年走ってみたいと思える大会です。毎年、当選することを祈るしかありません。
次は今シーズン最後となる古河はなももマラソン。2週間後のレースだけど、どうなることやら、、、。