いろいろなところが痛み出して、最後はかなりペースダウン
1月最後の日曜日に勝田マラソンを走ったばかり。勝田マラソン=東京マラソン1か月前の40km走ぐらいの理想を掲げていたが、その後の練習時にも左ひざの痛みは改善しそうもなく、かなり不安を抱えたままの出走となってしまった。
長女と一緒にEXPOへGo!
昨年は大会前日の土曜日にEXPOへ行ったが、今年は前もって金曜日の夜、仕事が終わってからEXPOへ行った。前日にあまり歩き回りたくないことと、平日のほうが人が少ないためいろんなところを見て回れると思ったからだ。長女が「今年は行きたい!」と言っていたので、仕事帰りにいったん自宅へ戻り、すぐに有明のビックサイトへ向かった。
大会前日の準備
いつものように持ち物チェックシートを使いながら、当日慌てなくてもよいように、荷物等を準備する。東京マラソンは持ち込める荷物の量が厳しく制限されていて専用の袋に入る分量だけしか持ち込みが許されていない。走る前もそうだが、走った後に必要となる着替えなども最小限にする。なお、走り終わった後に水分をたくさん取りたくなるため、ペットボトルを1本入れておきたいのだがこれもNGで、入場ゲートのチェックで引っかかってしまう。
大会当日
いよいよ大会当日。見事な快晴、雨の心配も全くなし。前日は9時ぐらいには就寝したのにいつものように深い眠りに入れず、毎度のことながら睡眠不足。なんで大会前日はいつも眠れないんだろう。
出走までの工程は以下の通りだ。5時15分ごろ起床。5時30分には朝ごはんを食べる。今回もいつものマラソン大会時とほぼ同じで、おにぎり2個(海苔なし)、串団子1個、オレンジジュース1杯を摂取。そして6時には自宅を出発した。7時前には新宿駅に到着し、駅でトイレ(大)へ。あまり並ばずにできたのはラッキーだった。歩きながらカステラを1個食べる。
7時15分ごろにはゲートから入場。スタート地点集合時間の1時間以上前だが、これぐらいの余裕を持っておかないと「トイレ」を済ませることができないのがマラソン大会の時間合わせの難しいところだ。ゲートでセキュリティチェックを受けた後、カステラを食べ、トラックの奥のほうの広場にあるトイレに並ぶ。まだこの時間にはあまり並んでいない。
さらに7時45分にもう一度トレイに並ぶ。この時は列が長くなりつつあったので早めに並んでおいてよかった。アミノバイタルを3つ持って走るのだが、3つとも少しづつ消費しておき、スタート時に持つ量を減らしておく。
8時ごろトラックに荷物を預けてBブロックのスタート地点へ向かう。階段を上がったところにトイレがあり、そこで最後のトイレ。ほとんど並ばずにトイレを済ませることができたのは良かった。そしてスタートブロックに入って整列。およそ8時30分過ぎぐらいだったかと。あとは号砲を待つだけだ。
レースの模様
前置きの記事が長すぎたが、いよいよここからがレースの振り返りになる。昨年までのタイムとこの1年ほどの練習実績を踏まえると、左ひざ、右足裏が痛くなりさえしなければ、3時間一桁分で走りきる自信はあるため、目標は4分25秒/kmのペースとして3時間6分台とした。4分30秒/kmで走り切れば、3時間9分台でのゴールになるため、悪くてもこのペースを下回らないようなレース運びを目標とした。
9時10分、スタートの号砲の後、約1分ちょっと遅れてスタート地点を通過するのだが、なんと、次の写真の中に自分らしき人物を発見したのだ。このキャップといい、Tシャツといい、顔の感じといい、これは自分じゃない? 写真を拡大して確認すると、(拡大写真を)ここには掲載していないが、やはり自分だった。よく見つけたなーと我ながら感心した。
では、レースの模様を写真とともに。
スタート - 5km
東京マラソンはスタートして神保町付近まで緩やかに下り坂が続く。よって周りのみんなはハイペースになりがちで、それにつられてサブ3さえも上回るペースで走ってしまい、完全にオーバーペース状態となってしまう。
Bブロックからのスタートはとてもありがたく、大渋滞に巻き込まれる時間は比較的短くて済むのだか、明らかにBブロックにふさわしくない体形のランナーもいて、虚偽申告は依然として改善されていないようだ。
5km - 10km
ペースが速すぎるなと思ってペースを緩めようとするものの、周りのペースにつられてしまいなかなかペースダウンができない。結局、4分15秒/km前後でのサブ3ペースが続いてしまう。明らかに今の自分にはサブ3は無理だと思っているし、後半予想されるペースダウンにどの程度の影響を及ぼすのかが心配になってくる。
10km - 15km
疲れてきたからなのか、ペース調整ができてきたからなのか何とも言えないがようやく4分20秒/kmぐらいのペースになってくる。これでも少し速すぎるペース。
15km - 20km
15km過ぎに品川で最初の折り返し。4分20秒/kmぐらいの想定より少し早いペースがまだ続いている。幸いなことに左ひざなど、いつも痛くなる部分はまだ痛くなっていない。
20km - 25km
まだまだ4分20秒/km前後のペースを維持している。というか、なんとなく続いているというべきか。25km地点でのスプリットで予定ペースより3分程度もマージンがあり、タイムの貯金が多すぎる状況。このままいけば、3時間5分以内でゴールできるんじゃないかと都合のいいことばかり考えてしまう。
25km - 30km
26km、27kmぐらいからわき腹が痛み出す。さらには、勝田の時のように右足の裏も痛み出す。4分20秒台で刻めたのは26km地点が最後で、以降は4分30秒を切れなくなる。28km過ぎからは4分40秒/kmも切れなくなり、一緒に走っていた周りの人たちについていけなくなる。そして、後ろからもガンガン抜かれるようになってしまう。
30km - 35km
ついに4分50秒/km前後までペースダウンしてしまう。区間によっては5分/kmを超えてしまうことも。完全にジョグみたいになってしまった。左ひざはあまり痛みがない状態ではあるが、右足裏が痛くて着地がかなりきつく、ペースが上げられない。おまけにわき腹も痛む。この時点で3時間10分切りはダメだなとあきらめる。
35km - 40km
36kmも過ぎると、5分/kmを切れなくなって、5分台のラップが続くようになる。佃大橋の登りでペースが落ち、さらにその後もいくつかの陸橋が待ち構えており、その上り坂が来るたびにペースがかなり落ちてしまい、走るのがつらくなってくる。ただ、なんとか5分/kmぐらいのペースからは落ち込まないように耐えている状態だ。
右足裏はかなり痛く、左ひざも痛み出す。歩きたい衝動に負けないようにジョグ程度のペースではあるものの走り続ける。残り5km、4km、3kmと距離が短くなるにつれ、ゴールタイムを逆算するようになり、このまま5分/kmを維持できればゴールのタイムは3時間12分を切れそうかも、とか、くだらないことばかり考える。
40km - ゴール
5分/kmを維持できれば12分台を記録できたかもしれないのに、最後の2kmの1kmラップは5分15秒近くかかってしまった。左ひざ、右膝の痛みは最高潮になっている。
最後の200mダッシュで1秒でも削り取ろうと頑張るが、残り100mぐらいで右足がつりそうになって転びそうになる。場内アナウンスで「おっと、脚がつりそうだが大丈夫か」のような声が聞こえて、自分のことだーって思ったのを覚えている。結局、3時間13分越えでのフィニッシュ。後半ボロボロだったが、これでも自己ベストだったりする。
ゴール後の様子
昨年に続き2回目の出走だったが、ゴール後の動線はほぼ同じだった。メダルやフィニッシャータオル、その他スポンサーからの景品などをもらいながら歩き、ビックサイト内で荷物を受け取る。あとは、着替えて会場を後にするという感じだ。
データで振り返る東京マラソン2016
コースの特性上、どうしても前半の下り部分でオーバーペースになってしまうのは仕方ないとして、果たしてこのオーバーペースがなかったとしても今回は目標を達成できなかったような気がする。というのも、膝や足裏の痛みが無くならないことには30km過ぎあたりからまともに走れないからだ。
脚の痛みさえなければ3時間一桁分で走る自信は昨年ぐらいからあったのだが、今回も万全の状態に持っていくことができなかった。走り込みが足りないのか、筋力が不足しているのか。丈夫な脚を作ることは、相当悩ましい。
やはり素晴らしい東京マラソン
残念ながら万全なコンディションでの参加はできなかったのだが、東京マラソン自体は非常に素晴らしく、2年連続で参加できたことは奇跡的で本当に感謝するしかない。もっと走り込める体になって、ベストなコンディションでベストタイムを狙えるようになって再び参加できたらと思う。もちろん、今後も当選の保証は全くないのだが。
次は3月13日の古河マラソン。今シーズン最後のマラソン大会だ。すでに大会まで残り1週間。練習もほとんどせずに静養状態を続けているが、距離を踏まなければ脚は痛まない。ただ、長距離になるとどうなるかがかなり心配。古河が終わったら完全休養したい。