設置場所に合わせて製作できるのがDIYのよいところ
我が家のリビングは、モノがあふれていなくて比較的すっきりしているほうではないかと思うのだが、少し小さめの台(ローテブルのようなもの)に金魚の水槽を設置して、その下に書籍を格納しているところが、少々ごちゃっとしていた。書籍、水槽、その他の小物を飾ったりできるように、壁面にくっつけるタイプの収納棚を作ることにした。
今回も少し硬めの集成材や無垢材を使いたいところだが、コストが高くなりがちなのと、通販を利用すると納期が少しかかってしまう。年内にサクッと完成させたいという思いもあった。ホームセンターのSPF材は節ありで少しゆがんだりしているが、比較的まっすぐなものを選定することで、節もいい感じに組み込んで、柔らかい雰囲気が出せるのではないかと考え、ザ・家具のような見た目ではない仕上がりを目指してみた。
設計
あまり凝った作りは必要無さそうなため、設置場所の寸法に合わせて棚の幅と高さを決定し、奥行は板のサイズを考慮して設定した。棚柱や棚板などの各パーツも利用する板の幅に合わせている。設置場所にコンセントやライトのスイッチがあるためこれらを避けて設置できるように棚板の位置決めを行った。一番下の棚板は可動式にしたかったのだが、金魚の水槽を設置する棚としての剛性を考えたときに、この棚板も固定式にしないと安定感が得られなさそうだったため、可動式の棚は上側の幅の狭い2段のみとした。
製作工程
少し手抜き気味の製作方法になっているが、完成までの道のりをご紹介。
製作費用
不覚にもレシートをなくしてしまっているのだが、主な部材としては棚本体と棚板をそれぞれ構成しているSPF材のみであり、すべて合計しても3000円から4000円ぐらいの間で収まっていたような気がしている。ホームセンターで入手できる木材で製作したため、それほどコストはかからなかった。
設置場所に合わせて設計しているので邪魔な感じもしないし、使いずらいといったところもないため、手抜きの製作にしてはいいものが仕上がったのかなと思っている。ものによっては木の節が気になったりするものだが、今回の用途においては全く問題にならなかった。製作工数もさほどかからなかった割にはいいものができたかもね。