もっと早く丸鋸導入すればよかった
木工をされている方なら、かなりの割合で所有していると思われる丸鋸。木工を始めるときに、「丸鋸は指を切断することもあるため、素人は使わないほうが良い」、「騒音がうるさいから、近所と険悪になる」などのネガティブ情報が気になっていたこともあり、これまで鋸+ソーガイドですべての木材カットを行ってきた。
最近、YouTubeでDIY系ビデオを見ているうちに、危険性を正しく認識したうえで丸鋸使ってもいいんじゃね?と思えるようになってきたことと、近所のバイクいじりの音が凄まじく屋内木工&日中時間帯での作業からするとさほど音に神経質になる必要もなさそうな気がして、ついに丸鋸を導入することにした。
利用する以上は、ただ単にカットするだけではなく、正確に直角に、ときには指定の角度でカットできるようにしたいため、丸鋸購入と同タイミングで丸鋸ガイドを製作した。
設計
狭小木工スペースでの利用となるため、普段使わないときの収納も考慮して、ガイドのサイズやカット可能な板のサイズを決めていく。ホームセンターで販売されている木材のうち、よく利用する板の幅は300mm、450mm、600mmなどがあるが、600mm対応のガイドを製作しようとすると丸鋸ガイドのベースが大きくなってしまうし、ガイドレールもかなり長いタイプを準備しないといけない。また板の厚みとしては、2×4の40mm程度はカットしたい。これは問題なくクリアできそうで、丸鋸の仕様上、60mmの厚さまでカットできそうだ。
製作工程
あまり複雑なものではないのだが、週末の土日を2回ほど使って完成した。
製作費用
丸鋸ガイド利用時の場面が紹介できていないが、きれいに90度でのカットができるし、何より、複数の木材を狂いなく楽にカットできることが素晴らしい。ガイドを作業台上に引っ張り出してクランプで固定して、集塵ホースを接続してという作業が毎回発生するのが面倒ではあるが、一度この切れ味・正確性を知ってしまうと病みつきになる。
最後に、このガイド製作にいくらかかったのか。
材料 | 用途 | 数量 | 価格(円) | 購入方法 | コメント |
ラワン合板(15mm) | ベース | 1 | 1,518 | ホームセンター ホームズ |
600*450mm |
ラワン合板(9mm) | ベース | 1 | 767 | 600*450mm | |
アルミレール(500mm) | 丸鋸ガイドのレール | 2 | 2,724 | モノタロウ | 送料500円含む |
合計 | 5,009 |
上記以外にも鬼目ナットやコネクタボルト、コーススレッド、シリコンスプレー、在庫の木材(購入時点でのコスト)など、記載していないコストがかかっている。工夫すればあと少しだけコスト削減できたかもしれないけど、木材をケチってしまったばかりに、ベースが反ったりしては治具としての機能を果たさないため、これぐらいがちょうどよいところではないかと考えている。
木材カットの精度がはるかに上がったことで、さらに木工が楽しくなりそうだ。